漆器を継ぐ February 11, 2014 アメリカに在住の方からお預かりしていた、朱塗りのお椀を金継ぎしました。割れが入っていたので、漆に木粉や麻布の繊維を混ぜて粘土のようにした刻苧(こくそ)を詰めて、金で仕上げました。 漆の器は大事に使い込んでいくと、このようにしっとりとした良い艶が出てきます。継いだところがお椀の歴史に加わって、これからも永く活躍してくれると嬉しいです。傷は勲章となり、一層堂々としたお椀様。。